チャリ旅ランあれこれ

チャレンジ精神を忘れずに

漆谷(チルゴク)へ

朝7時前、1階の物置に自転車を取りに降りてみると、2台のMTBが隣に置いてあった。準備をしていると、その自転車の持ち主2人が現れた。「アンニョンハセヨー」と挨拶を交わすと、韓国語で「어디까지 갑니까?」まったく理解できないので、日本人であることを伝えると、日本語で喋ってくれた。よかった!どこまで行くのか聞いてみると、亀尾(クミ)という。自分の行き先をチルゴクと伝えると、途中まで同じルートだから、一緒に行きませんかと誘われた。しかし、二人の自転車をよく見ると電動になってる。これでは付いて行けない。でも、道に不安があったので承諾した。
今日は、大邱(テグ)を経由してチルゴクまでの約127キロ。一般道も走るので無事走れることを祈るのみ。

ナムジを7時すぎに出発後、1時間半くらい走ると登り13%の激坂が現れた。案の定、見る見るうちに離され、2人の姿は見えなくなった。

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坂を登ったところで待っていてくれたチェさん。

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日本語が堪能なカンさん。年を聞くと何と!同い年。急に親近感がわく。

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ピークからの洛東江の眺め。中流域でも川幅が400m位ある。スケールでかすぎ! しばらく休憩して3人のサイクリングが再開。

10:30 ちょっと早いけど、イバンミョンという町の食堂(右手車の後方)で昼食。

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ご飯、ワカメスープ、卵焼き、煮物、炒め物、漬物類でお腹一杯になった。
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12:30 サイクリングコースの途中にある道東書院 。韓国語で「ドドングセウォン」。ソンジョ王によって命名された建物で、チャングムの時代、書生が学んだ建物とのこと。お寺かと思ったけど違った。
本日2つ目の激坂。最初の坂より斜度は緩いけどきつかった。
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激坂を登ったところで休憩。
13:00 イさん(女性)を交えてカンさんとチェさんと3人で、仁川までのコースを真剣に考えているところ。カンさん、チェさんは僕が5日間で600キロ走れるのか心配して彼女に聞いていたようだ。しばらくすると「この予定で大丈夫よ」とお墨付きを頂いた。韓国のサイクリストはみんな親切。彼女はトライアスロンをやってて、皆生のトライアスロンにも参加したことがあるとのこと。どおりでヘルメットがスピード競技のTT(タイムトライアル)仕様になっているのか。ただ者ではない。
17時頃、大邱(テグ)を過ぎて20キロくらい走ったところで、チェさんの自転車のバッテリーが切れた。バッテリーが切れると、電動ママチャリのバッテリー切れと同じで、極端にペダルが重くなる。クミまではまだ結構ある。ということでお二人はクミには行かず、その手前のチルゴクで1泊することになった。

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18:00チルゴクの宿はM7モーテル 。これは日本から予約しておいたもの。一泊70000Wとちょっと高いが、部屋が広くてきれい。自転車も持ち込めるので安心だ。カンさん、チェさんは、ここは高いので別なモーテルを探すということで一旦別れた。

部屋に入り、シャワーを浴びてさっぱりした後、ベットに寝そべってまったり過ごす。

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19:20 カンさんたちと一緒にチルゴクの町の食堂に入った。

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チェさんが、スンドゥブ(上)、チジミ(下)を注文してくれた。2品しか注文していないのに、こんなにたくさん小鉢が…定番のキムチなど漬物類は全部タダ。スンドゥブは、船で食べたのと比べて全然辛くなかった。同じ料理でも、店によって味付けが違うんだ。これだけでお腹一杯になる。みんな疲れて黙々と食べた。自転車の話は出てこなかったけど、何はともあれ無事に走ることができて良かった。