チャリ旅ランあれこれ

チャレンジ精神を忘れずに

仁川(インチョン)へ

 

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6:50 出発。今日も天気よさそうだ。看板の温泉マークは、韓国では温泉ではなく旅館(民宿、民泊)の意味。

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7:03 最初にチェックポイントに行く。昨日はチェックポイントをミスったので、スタンプが歯抜け状態になってしまった。この辺は事前に地図を確認しておけばよかった。

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7:40 ヤンピョンを出てしばらくは廃線鉄道を利用したきれいな道が続く。迷うようなところはない。レトロな雰囲気のトンネルに入ると、壁や天井にLED照明が星のように散りばめられている。このトンネルは旧日本軍が造ったもの。そう言えば、日本にもこんなトンネルあったな。

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ヤンピョン郊外の民家。新しい住宅はタイル張りが目立つ。

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8:20 一ヶ所長い鉄橋があった。この鉄橋も廃線利用したもの。当時の雰囲気が感じられ、ノスタルジック気分で走れる。線路だった所は、木の板が敷かれており、自転車で走るとガタンゴトン音がして、まるでSL列車に乗っているような不思議な感覚。

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9:26 自転車道を逆走して怒られた。まさか自転車道が一方通行とは。標識(写真)は正式な道に戻って撮ったもの。一方通行の標識かわからないのでとりあえず写真撮って、後で確認してみた。「一方通行」を翻訳すると標識と同じ文字「일방 통행」が表示された。あーなんてこった。結局自分のミス💦。邪魔した皆さんスミマセン🙏

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9:42 大きな橋が見えてきた。なんだか街に入った感じ。道なりにどんどん進んで行くと、いつの間にかソウルに入った。

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10:14 ソウルの街に入ってすぐ目につくのが中央の高層ビル。高さ555mで2017年に完成したロッテワールドとのこと。

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10:29 インチョンまで残り40キロ。漢江(ハンガン)沿いに延々と道が続く。道は歩行者と自転車の専用道なので、気持ちいいと言いたいが、時々匂ってくるヘドロ臭が気になるところ。

向かい風が強くなかなか進まないが、最後の力を振り絞ってがんばるのみ。

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汝矣島(ヨイド)のチェックポイント。

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11:29 ヨイドの公園は、漢江と手前のプールが重なって何か不思議な風景。向こうに見えるビルはソウル中心部。ヨイドは漢江の中洲で、後方に国会議事堂やKBSなどがある。

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12:24 ゴール手前、20キロのチェックポイントの屋台でホットサンドを注文。食べたら少し元気になったので再出発。

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13:33 対岸はアラ滝。これは人工的に作られた滝。

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この道はアラ自転車道。京仁(キョンイン)アラベッキルという運河沿いに約20キロ、ほぼ直線の道が続く。

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14:24 やったーゴール! 地面のタイルには632,945Mの刻印がある。あら、なんか変?距離が55m足りないぞ。よく見ると本当のゴールはこのゲートの先にあった。製作者の意図がよくわからんけど、最後の最後にだまされた~😭

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14:28 本当のゴールはこちら。向かい風と格闘すること1時間。ゴールできた安堵感、達成感、疲労感が混ざりあって、何とも言えない気持ち。釜山からの距離は633000M。ただの数字だけど自分にとっては価値ある数字となった。

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東方向(公園)のモニュメント。左はアラ仁川旅客ターミナルとアラタワー。

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西方面は永宗(ヨンジョン)大橋 。この橋を渡った先にインチョン空港がある。

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北西方面は北朝鮮。近くて遠い国。

この5日間、いい天気で大きなトラブルもなくゴールできた。失敗もあったが、いろんな人と出会って、いろんな人に助けてもらって、何とか走りきることができた。考えてみれば、1人で走っていた区間は最後のヤンピョン、インチョン間だけで、他の区間は誰かと一緒に走っていた。しかも、偶然出会った人たちばかりだ。おまけに食事も一緒。日本ではこんなことはあまりない。数日ではあったが、この国の人たちの優しさに触れ、今まで抱いていた韓国のイメージは大きく変わった。