2022年6月18日 (土)
天気 | 気温 | 湿度 | 風向 | 風速 |
---|---|---|---|---|
晴れ | 27℃ | --- | --- | --- |
今日は飯南町頓原から吉田町民谷に抜ける県道273号線へ。地元に住んでいる頃は、この道は知っていたが、特に用もないので一度も通ったことがなかった。
しかし、ランを始めてから一体どんな道なのか興味深々。一度走ってみたいと思うようになってきた。
あの辺はツキノワグマの生息地なので、できれば誰か一緒に走ってくれる人がいたら心強いけど、そんなに都合よく走ってくれる人なんていない。
ということで、独断でスタートとゴールをAコープエルシーに設定し、1人で走ってみることにした。さてどうなることやら…
スタート
昼は暑くなりそうなので朝5時にスタートしようと思ったけど、クマの活動時間帯が朝4時から7時ということで、時間をずらすことにした。念のためクマ除けの鈴もぶら下げて7:20ラン開始~(^^♪
7:30 町外れにエイドステーション発見(笑)
道路脇にグミがたわわに実っていたのでデザート替わりに1粒食べてみた。種をぺっと飛ばして走り出す。甘酸っぱさとえぐ味が口一杯に広がって何とも言えない味。まずい、ぺっぺっ!
張戸(はりど)
7:37 朝日に照らされた大万木山が眩しい。
武智(たけち)
8:04 吉田への分岐点(5Km地点)通過。
去年の水害で陥没した道路。ここに来るまで何箇所か同じような所があったが、ここも問題なく通れた。
振り返ると田園風景が広がっている。
山に入ると車1台やっと通れるくらいの道幅。杉木立の道がしばらく続く。静寂の中、鳥のさえずりと水の流れる音しかしない。いつクマが出てきてもおかしくない雰囲気だ😱
ヘアピンカーブを曲がると平均5.5%の葛折りの峠道が出現。昔の道だから傾斜も緩やかで走りやすい。
民谷(みんだに)
8:34 峠を登り切った所で振り返って見る。ここは吉田町と飯南町の境界(7.2Km地点)。標高637mなので、出発地点の420mから217m登ったことになる。それほど苦しい感じではなく、割と楽に登れた。
民谷への下りは、1か所ヘアピンカーブがあっただけで、後はゆるやかな直線の下りで走りやすかった。
ブナの林を抜けると田んぼと民家が見えてきた。民谷も頓原と同じような田園風景が広がっている。
堀江家住宅(重要文化財)
直射日光を避け、東側の谷沿いの道を走っていると、今時珍しい茅葺き屋根が目に飛び込んできた。よく見ると重要文化財の看板が掛かっている。一旦ここ(10.3Km地点)で休憩し、見学してみることに。
看板には、家の特徴や堀江家の由来などが記されている。
隣の民家に声をかけたが、誰もおられないようなので、ちょっとお邪魔して中を見学させてもらった。土間から奥を見ると、囲炉裏と太い梁が歴史を感じさせる。また、看板にはナンド、オモテなどなつかしい響きの言葉が並んでおり、タイムスリップしたような気分になった。
9:06 堀江家住宅を後に…復路は、都加賀を通って頓原に向かう。
都加賀(つがか)
都加賀までは平均7%のまっすぐな登りが続く。比較的新しいこの道路は、車が通ることを前提に造られたランナー泣かせの道でもある。貧脚なので、なかなか進まないこの登り坂を、一人もがきながら走る。ちょっと笑える。。。
9:45 この先に都加賀のバス停(14Km地点)があったので休憩。道路脇の温度計は27℃を示していた。まるで夏のような暑さ。すでに2本のボトルも1本空になった。
都加賀峠
10:03 都加賀峠(16Km地点)にさしかかった。この先葛折りの坂を下って行く。途中、鹿やキジの鳴き声を聞いたが、姿を目にすることはなかった。
都加賀峠を下った所で、散歩中の子犬が飛びかかってきた(*_*)
びっくりして立ち止まると、足に抱きついてペロペロ。遊びたかったみたいだね。
飼い主の方にお話しを伺うと、民宿を始めたとのこと。ホームページ→星の宿り
町の風景はそれほど変わっていないと思っていたけど、人も暮らしも時間とともに変化しているんだ。。。
10:21 峠を下り小才田地区まで下ってきた。正面に沖の郷山が見える。この後、町内を走ってエルシーにゴールしたのは11時前。
感想
2つの峠のランは、新緑に包まれ気持ちよく走ることができた。クマに遭遇しなくて一安心。
峠で出会ったのは、人1人、犬1匹、鹿とキジの鳴き声、茅葺き屋根の民家。。。猿がいたら日本昔ばなしの世界だった(笑)
ルート分析
スタート時刻 7:22
ゴール時刻 10:52