2022年10月1日 (土)
天気 | 気温 | 湿度 | 風向 | 風速 |
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晴れ | 17~30℃ | ー | 北東 | ー |
かねてよりお誘いのあった自転車仲間と岡山の片鉄ロマン街道へ行ってみた。
そこは旧片上鉄道の線路跡で、全長35kmのサイクリングロード。ロマンと言うからには素敵な景色が広がっているはず。果たしてどんな道なのか楽しみだ。
備前市サイクリングターミナル


8時過ぎにサイクリングターミナルに到着。すでに数名の人たちが準備している。
早速自転車を組み立てる。
片上駅
最初に起点に移動。ちょっと迷ったけど何とか見つかった。ここには線路の一部と車輪が展示されていた。
片上鉄道は、1919年から1991年まで鉱山の硫化鉄鉱を運ぶために営業していたとのこと。その一部が今サイクリングロードになっている。
清水トンネル


最初の清水トンネル。ここまではゆるい登り坂。
トンネルを出てからは平坦な道で、まわりには田んぼの風景が広がっている。この道は最初に紹介したように元々線路なので、道幅が3mくらいあり、ほぼ直線で走りやすい。何と言っても車やバイクが通らないので安心して走れる。ただ、所々一般道と交差するので左右の確認は必要だ。
清水駅
出発して最初の清水駅。駅舎はなく駅名を記した看板だけが残っている。よく見るとプラットホームは天然石かな。
新田原井堰
吉井川にかかる新田原井堰。なんか韓国の洛東江に掛かる水門の風景にそっくり!
天瀬(あませ)駅
小さい駅舎
天神山トンネル


天神山1号、天神山2号とトンネルが連続している。鉄道跡のトンネルの中は天然のクーラー。ひんやりして気持ちいい。
山側には桜の木が植えられているので、ここは桜の名所かな?
苦木(にがき)駅
苦木駅に到着。天瀬駅とよく似てる。
備前福田駅
備前福田駅はまだ新しく、ログハウスっぽい駅舎。


これは鉄道跡でなく川土手の道。しばらく川沿いに走る。
赤磐(あかいわ)市
赤磐市(旧吉井町)に入って、山の上を見ると城が見える。調べてみると周匝茶臼山城(すさいちゃうすやまじょう)跡とのこと(詳細不明)
雲一つない青空でサイクリング日和。


気温30℃くらいだけど乾燥しているせいか暑さはあまり感じない。
吉ヶ原(きちがはら)駅
11:40 終点の吉ヶ原駅に到着。思ったより早く着いた。


とんがり屋根の駅舎の中はレトロな雰囲気で、昔の駅の窓口がそのまま残されている。


掘り出した鉱石を運んだ車両。


こちらは客車。残念ながら鍵がかかって車両の中には入れなかった。


隣接の資料館に入ると掘り出された硫化鉄鉱(黄鉄鉱)の原石が展示されていた。
その近くには、大正時代の鉱主(社長)が坑道に入るための籠。大正時代にもまだ籠を使っていたというのは驚きである。
柵原(やなはら)駅




塗り替えてきれいになったディーゼル機関車と客車が展示されていた。今にも動きそうだ。
昼食


昼食は卵かけご飯の店へ。
今日の一番乗りとのことで、卵1個サービスしてくれた。へ~そんなサービスあるの?
卵かけご飯の醤油は、好みの醤油だれをかけて食べるのがこの店の売りで、一番人気は黄ニラの醤油だれとのこと。早速それをいただく。ピリッと辛いニラと卵かけご飯がよく合う。
サービスでくれた卵が1個余ったので、ご飯をお代わりすると、また卵が1個付いてきた。え~!これだと永久に食べ終わらない。これが作戦だったのか!どうどう巡りのパターンだ。二人とも苦笑い。結局2杯目はご飯に卵2つをかけて食べるという荒業で何とか完食。でもちょっと食べすぎたかな?
キャットアイ吉井工場
帰りはちょっと寄り道してキャットアイの工場へ。


この辺に来たらキャットアイのユーザーとしては訪れておく場所らしい。かくいう私もテールライトはキャットアイの製品を使っています。
鉄橋
片鉄ロマン街道と書かれた鉄橋。自転車のためにここまでするとは…地元や行政の協力がないとできません。頭が下がります。
帰路動画
感想
鉄道跡を利用した道は韓国にもあり、片鉄ロマン街道とよく似た風景に、以前走ったヤンピョン~ソウル間の自転車道を思い出した。機会があればいつかまた韓国に行ってみたい。
ルート分析
スタート時刻 8:21
ゴール時刻 13:35